わたくしコズめるんもダイビングをはじめたときは近視ダイバーでした。
これまでの近視対策の歴史をここに綴りたいと思います。
わたくしがどんな感じで対処してここまできたのか、まあ誰の参考にもならないかもしれませんがここに書いておきます。
(でも絶対いると思うんだよねー。目が悪いことが原因でダイビングの世界に足を踏み出せないでいる人...)
目が悪くてダイビングに飛び込めなかったクチ
えー、今でこそ視力が悪いときの苦労が忘却の彼方になりつつあるわたくしですが、ダイビングに興味を持った当時、目が悪いことがひっかかって一歩をなかなか踏み出せませんでした。
この頃にはコンタクトレンズをしていたから、スポーツも問題なくできたし、学校の授業の黒板もクッキリみえたし、毎日のお手入れの煩わしさはあったけど、決定的なダメージはなかったです。
しかし、ダイビングに至っては水中という危険を伴う場所。
不都合な場面が絶対あるはず...そして、それは時として命に関わる!!
そうはいえど、海は見るのも浸かるのも大好きな自分。
ダイビングが水中でさえなければいいのに...と何度思ったことか。(なんか矛盾したこと言ってますが...^^;)
諦めきれない気持ちと、何かひとつ “自分はコレ” っていう活動ベースみたいなもんが欲しかったというのもあって、(ダイビングなら南国のマリンブルーの海に行きまくることも容易に認知してもらえそうだし!)多少の不安はあったけど『今しかない...』とやってみるこにしました。
講習前に度付きマスクを購入
ダイビング用のマスクには“度付きレンズ”というのがあって、それをはめ込めば、見た目普通のマスク装着と変わらずダイビングができるということを知りました。
とりあえず、Cカード取得コース受講前に3点セット(マスク、フィン、スノーケル)をそろえることに!
SASというおしゃれ女子御用達のブランドに決定!(あわよくば、ウエットと重器材も...と想像するだけで(☝ ՞ਊ ՞)☝アゲアゲでした)
で、度付きマスクなんですが、普通のマスク(レンズが入ったの)+度付きレンズ を購入なんですね。
だから、レンズを度付きに交換という形になりますので、最初に入っていた度なしレンズはそのまま保管しておきます。(これ後々大事だった!!)
それはさておき、まぁーーー、お値段がヤバかった!
レンズはひとつ(片側)5~6,000円したんじゃないかな~(参考:楽天ではこんな感じです)
海の中ではマスクも自分の視力に合わせた度付きマスクで快適でした。
のちにコンタクトレンズで潜ることになるんですが、その時は“度付きマスク”以外の選択肢は自分の中でなかったです。
というのも、Cカード取得のトレーニングの中で、『マスクを水中で脱着』というのがあるんですね!
つまり、水中でマスクを完全に外して、再び装着するんです。
コンタクトレンズの人は目を閉じたままでも良しとするショップもあるみたい...
そんなことは知らなかったし、万が一そうだとしても、水中でマスクなしなんていう恐ろしい(その時はそう思っていた)シチュエーションで、目を閉じたままいられる自信が全くなかったので、ここは素直に度付きマスクを購入したわけです。
この後も、ずっとこのままこのマスクで潜るつもりでいたんですが...。
ファンダイビングのほとんどはコンタクトレンズ
白状すると、度付きマスクからコンタクトレンズへの切り替えはチョッ早でした!
どうだろ??多分ファンダイビング10本以内だったと思う。
いやね、前述どおり水中では快適なんです。しかし、水中だけなんですよね~
度付きマスクは苦労がいっぱい!
陸上では眼鏡かコンタクトに切り替える必要があります。
なにせ当時裸眼で0.1無くて、マスク外したら何も見えないんでこれは必須。
でも、コズめるんは眼鏡を持ってなかったんです!ずっとコンタクト(ハード)1本!
だからコンタクトをしたいんですが、ビーチや船の上でコンタクト⇔マスクの切り替えがいかに難しいか!!
コンタクトが飛んだり、砂がついたり...洗う水道がないし...他のメンバーと足並みそろえなきゃと焦るし...で、問題ありまくりです。
事前に段取りを大まかにシュミレーションしてたんですが、ここまでは思いが至らなかった...
(やっぱり近視でダイビングはきついな。選択まちがったかな。)と悩んでいたそんなとき、実は近視ダイバーさんの多くは『コンタクトレンズ+普通のマスク』で潜ってるんだ...ということを耳にしました。
「え!レンズ流されたりしない??」
「まあそれもあるけど。マスクが完全に外れる事態にならない限り大丈夫っしょ。とにかく“楽”だよ...」
と。
「( ✧Д✧) カッ!! わたくしもそうする!」
と、即効切り替えた所存です。
替えのコンタクトレンズを持参
さて、度付きマスク⇒コンタクトレンズの切り替えで生じるのが、海外ダイビング時の予備用コンタクト持参問題。
コンタクトレンズにはハードとソフトがあるんですが、わたくしが使っていたのはハード。
シードの連続装用ではなく終日装用タイプでした。
なのに、ほとんど連続装用状態(寝ているときも常時付けていた。翌朝洗って即また付ける。)という無茶苦茶な使い方をしてました。
でも幸い目が痛くなったりとか無かったんですよね...
で、海外に潜りに行く場合ですが、使い捨てコンタクトレンズ(ソフトの1日使い捨てコンタクトレンズ)を必要日数分持参していました。
使い捨てレンズ
現在のコンタクト事情は分かりませんが、使い捨てはソフトタイプしかなかったような...
ソフトレンズってハードよりずいぶん大きくて、外すときはつまむように外すんですね。全く作法が違うわけですよ。
これがまたうまく出来なくて、予備で持っているとはいえ万が一使用する段になったらうまく対応できる自信がありませんでした。
はめ心地も全く違うし、気になって旅行の質も低下するでしょう。
それならば、予備としてハードをもう一組持っていけばよいのでは?と思うかもしれませんね。
でも、万が一再び流れたとしたら...ダイビングのみならず、現地での生活そのものが困ることになるので、ハード1組の選択はまーーーったくありませんでした。
やはり日数分の使い捨てを持っていくのがベストだということで、高いお金を出して購入したわけです。
日数分はキツい...
実は、使い捨てコンタクトには使用期限があるんですね~(食品の消費期限のようなもの)
だから、結局使わなきゃ最終的にそのまま捨てるしかないんですよ。
使わないかもしれないものに結構な高額を費やすことがどんどんストレスとなっていきました。
レーシックをする
そしてついに、本格的にレーシックすることを考え始めました。
コンタクトレンズで潜っててレンズを流したことは結果一度もありませんでしたが、いつ何時それが起こるかは予測不能です。
コンタクトで潜り続ける限り予備レンズなしは有り得ません。
いや、たとえ予備レンズを持っていたとしても、実際ダイビング中外れたり流された場合、その瞬間から無事陸に上がってくるまで全く見えないのどうする?問題は全然解決できてないんですよね。
これ確実に人に迷惑かけるパターンだ。そして、大げさでなく命に関わる。
こんな状況いつまでも続けてられない...無理だ...
元々レーシックという視力回復手術に興味があったことと、コンタクトレンズをつけ続けると「角膜内皮細胞減少」という細胞が死滅する目の病気になる可能性があるというのが気になっていたこともあって、いつかはしたいと思ってたんです。
レーシックはマリンスポーツをする自分のような者にとってより大きな恩恵があると思ったし。
...というわけで、やると決めてからは速かったです。
複数のクリニックでの適応検査⇒クリニック選び&決定⇒手術 とわりとトントンと流れていきました。
検査は無料
ちなみに当時の手術代まだ高額でした。
具体的に言うと、従来のマイクロケラトームのレーシックで30万(税込)ちょうど払いました!
レーシックをした率直な感想と現在のコズめるん
もうね、有森選手の名言をお借りして「初めて自分で自分をほめたいと思います」これに尽きます。
欲を言えば、ダイビングをはじめる前にやっときゃ
- 高い度付きマスクの購入
- 予備用コンタクトの出費
まあ、時代が時代でレーシックはまだまだ高かったのでしょうがないですね。
金銭的な恩恵以外にもさっさとレーシックしてたら、
- 近視でCカード取得コースを受けるストレス
- 陸上で度付きマスクを付けて歩く恥ずかしさ
- コンタクトがいつ流されるかという不安
ちなみにもう10年以上かるく過ぎてますが、左右視力は1.2-1.5をキープしてるんじゃないでしょうか。
ここまで全然悪くならなかったです。
もちろんダイビングの時に限らず、日常生活全般ではあれもこれも恩恵は数えきれないほど享受してきました。(今もしています)
これから先、一生こんな状況におちいることがないんです!
控えめに言って、サイコー!
裸眼視力の良い目を持ってることはお金には代えられない価値があります。
たとえ現在も30万必要だとしても、わたくしは絶対受けます!
全然生活の質が違いますから。
とはいえ、レーシックをはじめとする視力回復手術については、いろいろネガティブな情報が存在することを知ってます。
わたくしは間違いなく自分が受けたレーシックを称賛してますが、これは自分の体験のみに基づいての個人的な感想に過ぎません。
実際よく見えるようになったので、この感動を弊コズめるんサイトに来てくださった方にもぜひ味わってもらいたい!と心から願うんですが...
レーシックは手術である以上、どんな手術にも必ずリスクあり、安易に『受けるべきだ』とは言うべきではないというのも理解してますので。
う~ん、でも本当に数分ベッドに横になって、痛みもなく、目を開けたときにはクッキリ別世界が広がったんだよなーー。
これはウソ、偽りなく。ホント、魔法としかいいようがない...(しつこい)
まあ、もしレーシックへの興味を払拭できないでいるなら、クリニックで無料適応検査、ドクターの話を聞く、までは進んで良いと思いますよ。
適応検査で✖と判定される可能性もあるので(全員受けられるわけではない)、やる・やらないと悩むのはアナタの目が出来る目であると判明してからでよいでしょう。
ではでは、最後となりますが、どの道を選ぶにせよ安全なダイビングライフお送りくださいね☆彡