近視ダイバーの実態

近眼であることはマリンスポーツをする上で本当に困りものです。

スキューバダイビングを始めるにあたり、「近眼の人はどーするの??」とよく聞かれます。

確かにそうですよね。陸上のスポーツならまだしも、マスクを装着したらメガネは??ひょっとして、度付き水中メガネなんてものがあるの?って。

「マスクに度付きレンズをはめてそれを装着する。」が最も模範的な回答かな。。。(一応こちらで他の対策方法も紹介しています。

...なのですが、これで万事解決、快適ダイビングに突入!!とはいかないのが現実です。

結構、あれこれ不便なんですよ。アナタもそのときになれば分かると思いますが・・

仮に、模範回答の度付きマスクを入手したとしましょう。

ビーチエントリーの時。

「大瀬崎」の湾内(分かる?)のようにエントリーポイントまで近い場合はいいでしょう。しかし、常にエントリーポイントがすぐそばにあるとは限りません。

器材を担いで、メガネをはずして、さー行こう!

何も見えない・・・(ToT)

器材は相当重たく、油断するとすぐよろめいてしまいます。

足元見えなきゃマジ危険です。。。岩場エントリもありますし。

んじゃあ、どーするか?

まずは、ビーチエントリーのとき。

メガネの代用として度付きマスクを利用します。

つまり陸上でもマスクを装着したまま活動するんです。(マヌケに見えるかもしれませんがしょうがない...)

まだまだ海まで程遠いのにマスクをつけたまま道のりを行く人、ダイビングが終わり海から上がって来ても決してマスクを外そうとしない人、そういう人たちを見かけたら察してあげて下さいね。

以前、器材の片付けに突入してもマスクをはめたままの人を見かけました。(見かけたというか知り合いですw)

彼曰く、持ってる眼鏡が高額すぎて海水にはつけたくないそうで...。

ゆえにシャワーを浴びてすべてが終わるまでマスクは外せないとのこと。ε-(;-ω-`A) フゥ…

いっぽう、ボートダイビングの時。これはまあ、良いですね。眼鏡かけたままボートに乗れば、入水する直前まで眼鏡をかけていられます。

(眼鏡の扱いには十分注意が必要ですが。)

でも、もしアナタがコンタクトレンズを装着したまま乗船、ボートの上で外し、度付き水中メガネに替えるとしたら...

どうぞコンタクトをなくさないようにしてくださいね~。船は揺れますし、風でふっ飛ばされるリスクもありますので。

(個人的には船の上でコンタクトをどーにかするということは避けたほうがよいかと!)

近視用の度付きレンズなんていう気の利いたものが存在するのはありがたいのですが、問題の全解消にまでは至らないのがおわかりでしょう。

ところで、「水中ではモノが大きく見えるから近視でも大丈夫だよ!」なんて声を聞いたことがありませんか?

これは視力次第ですね。0.1を切るような視力だと対策無しではかなりキツいと思います。

水中という危険を伴う環境だし安易に考えないほうが...あ、あと、せっかくカラフルなお魚さんや素晴らしいサンゴを見るのだから、ぼんやりとしか見えないなんてもったいないですよ!